2018年5月21日月曜日

NOWAWAYDAYS

                                                            text by RIKIYA KAWATO

2017年大晦日深夜。
チャンネル権を妻に返上し、TVから「ジャニーズCOUNTDOWN」が流れる我が家。
手持ち無沙汰ゆえ、ふとスマホでヤフオク!をチェックしてみると…!!!
「Peter Stomeレインパーカー old レア」??Stomeって(笑)…完全なる先様の誤字。
この誤字と元旦21時オークション終了というフツー有り得ないタイミングも手伝ってか、
年明けて念願の70'sヴィンテージ橙ハーフジップを1bidで落札できた幸運。

2018年幸先良しッ(本厄だけども…)
この勢いに乗って予告していた
Peter Storm考2nd harf "ディテール編" It's kicking off !!!

ヴィンテージと復刻物の違いは、まずロゴにアリ。
左:ヴィンテージは黒地の余白が文字型に沿って波打ってますが、
右:size?復刻物は直線的で余白も大きめ。

このロゴパッチも80's後期辺りからはプリントに代わり、最初期型カグールに至ってはロゴ自体が無く、あの可愛らしい"雨降り小僧"のバッヂのみが付いていたのですね〜。

その最初期型を所有されている、我がcagoule道の師uneven runningシンガーTetsuji氏に、以下画像提供して頂きました。
(最初期型のオレンジとロイヤルブルーの70’sヴィンテージ)

氏によると、最初期型の特徴は胸部のロゴパッチが無くバッヂのみ付いている点と、カンガルーポケットのジップが逆開きという点。
あと画像検索等で確認できた限りでは裾ドローコードも逆サイド(左側)から垂れ下がってるようです。
Tetsuji氏のコレクションに驚愕ッ!嗚呼 憧れの白フルジップ…


ハーフジップ(被りタイプ)における70'sヴィンテージ
とsize?復刻物の最大の違いはやはり襟元の形状。
右:復刻物はジップが長く喉から顎までカバーする所謂ナウい今風な作り
(コレが要らん…個人的には)、フード紐出口のハトメもオモテ面に打ってあり、ジップアップで着る事を前提とした作りと言えましょう。
胸部カンガルーポケットをカバーする切り替えしはヴィンテージの方が僅かに上部に位置し、よりポップな印象。
好みで言えば断然70'sヴィンテージに軍配。


フルジップ(羽織りタイプ)はヴィンテージとsize?復刻物では大差ないのですが、ヴィンテージの年代によっては、
⚫︎裾ドローコード無しフード紐ハトメ無し
⚫︎フード収納型フード紐の丸い紐止め無し
⚫︎チンストラップ付き
⚫︎フロント外付けポケット
⚫︎フロントポケットジップ付き
⚫︎海仕様厚生地
⚫︎フロントジップカバーフラップ付き
⚫︎MTVロゴ プリントタイプ
⚫︎長ラン丈
等々、細かなスペック違いが多数確認されてます。

トリコカラーはヴィンテージと復刻物では別物と言えるくらいの違いがあり、
まず、左:ヴィンテージではフロントポケットに付いているロゴが、
右:復刻物では胸の切り替えし部やや外側に付いています。
その胸の切り替えし自体も、復刻物はやや上部に作られ、
幅も広めで背面にまで渡り三色に分けられています。
味わいのヴィンテージ、見映えの復刻物、
甲乙つけ難い魅力があるゆえ、両方とも持っときましょ!

ヴィンテージと復刻物の違いで全般的に言えるのは、復刻物の方が発色が明るい点です。
これは経年変化や内側にコーティングされたポリウレタンの状態によって左右されるとも思うので、ヴィンテージのデッドストックを手にしてみないと何とも言えないのですが…デッドストック何処かにありますかね…???

此れにて現時点での「Peter Storm考」完結。
あとは早いとこニコラスさんとピーターさんとの契約満了…経て、
他ブランドによる70'sヴィンテージ被りタイプの完全復刻を願うッ!




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〜NOWAWAYDAYS〜

Congrats to 『AWAYDAYS』 20TH ANNIVERSARY
Dedicated to Kevin Sampson the author 
and All youse Peter Stormers round the world!!!!!

short film
『…a day with Peter Storm』



Director, Editor : Yusuke Saito (NEBURA,DDMD)

Cast : Ryuta Saito (The JFK)
U.Z.Yamamoto (Danny's Devil's Blues)
Takuya Matsumoto (Chiba Lads)
Rikiya Kawato (TRA)

Producer : Rikiya Kawato
Spzl Thanks : Hiroki Inobe




2018年2月某日。
cagoule10着とhat&cap10数種をキャンバス・トートに詰め込んで、東京駅からSOUTHERN RAILWAY…もとい総武本線快速に乗り込み、ブライトン…否、稲毛海岸へ…。

二度にわたりONLINE poundsをinvadeしたペナルティを受けるべく、なにか手土産も要りましょ?との思いで企画した写真撮影が、「千葉のキース・ムーン」ことサイトーリュータ(The JFK)率いる千葉ladsと天才サイトーユースケ(NEBURA,DDMD)の強力な協力を得て動画制作へと発展!
時まさしくAWAYDAYS20周年記念、英国80s Casualsのコラボ展開やらadiフォレストヒルズReReReイシュー等あるはあるもののイマイチ俄かにも感じない盛り上がり(個人的には/現時点では)。「暗いと不平を謂うよりも進んで灯りをつけませう」と言ったら大袈裟だけども、せめて自分の趣の部分くらいは賄いたいなと、仮想ブライトン 於・稲毛ロケを敢行。

「お前は帽子が似合わねー」だの「赤耳付いてねーならロールアップすんな」だのてんやわんやのドレスアップも完了。
ワインやビールを買い込んでバスに乗り込み回し飲みってAWAYDAYS気取ってますでしょキミ達?
Roll up! Roll up for the boys on tour!!

風強く波高く海岸線の向こうに広がる京葉工業地帯が雰囲気ぷんぷん。
埋立地にカリフォルニアを作ったんだそうですが千葉県稲毛ってなかなかイイとこですねへぇ〜。
「朝の10時から夜の10時まで続いたこの日のセッションは、彼等にとって
(そう私達にも!)最高の成果をもたらした」
なんてビートルズ解説本っぽく言ってみる。


Photography by Yusuke Saito


Cagoule : Peter Storm 70's vintage and repro by size?exclusive , adidas ”awaydays” cagoule
Wear & Kicks : 80s Casuals , adidas originals , AQUASCUTUM , Ben Sherman , Casual Connoisseur , ellesse , diadora , FILA white line , FRED PERRY , LACOSTE , Levi’s , Lee Cooper , Lois jumbo cords , NORSE PROJECTS , NOVESTA …and  Peter Storm







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